1950年代に登場した初期のMA-1、「MIL-J-8279A」を完全復刻したモデルです。
MA-1初の改良型のA型の中でも内側のウィンドフラップが角型のタイプで、表地のナイロンはグレーに近いセージグリーンで初期MA-1のカラーを再現しています。
裏地にはセージグリーンのナイロンを使用しており、滑りのよい仕様です。
フロントジッパー脇の身頃中央部(左身頃側)には、酸素マスクのホースをクリップで固定するためのナイロン製のオキシジェンタブが付きます。
両脇下に機内通信システムのコードを留めるスナップボタン留めのフラップ、ICSコード用ループが付きます。
インターライニングには保温性の高いウール100%を使用しています。
左袖には、ファスナー付きのユーティリティポケット(シガレットポケット)が付き、ペンを4本収納可能でペン先で生地が破れないようにペンキャップが付いています。
左右にはスナップ留めのポケットが付き、ライニングには起毛を施したナイロン生地を使用しているのでハンドウォーマーの機能も兼ね備えています。
左胸にはレザー製のネームプレートが、右胸と右袖に刺繍製のスコードロンパッチが付き、左袖にエアフォースマークがプリントされた豪華な仕様です。
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右肩に縫い付けられたタイガーパッチは非公式のいわゆるローカルパッチと呼ばれる物で、朝鮮戦争やベトナム戦争当時は日本の沖縄や南ベトナムなどで製作された。
FACとは前線航空管制の事で、航空機からの地上攻撃の際に事前に低速のプロペラ機などで最も効果的な攻撃座標を割り出し、攻撃機にそれを伝える高度なテクニックとさらには強運も必要なフライトであった。