1953年の両面均等VタブのXXジーンズを忠実に再現した「1953XX」モデルです。
生地は岡山県井原で旧式シャトル織機から製造した13.6ozドライデニムを使用しています。
アメリカメンフィス綿を織り糸にし、石炭で稼働した染色機の変化(インディゴ染料槽に煙からの灰が混入していた)を染料+炭で再現し、当時から糊の原料にされていたトウモロコシの澱粉糊を付着させ、織り上がった生地をオーブンで焼き一度完全乾燥させることで当時のデニムの特徴であるドライ感やザラ感などの肌触りまでを再現しています。
当時の縫製工場で使用していた「ヴィンテージミシン(ユニオンスペシャルやシンガー、リースなど)」を用いて糸の運針や太さ、色数、縫い方、型紙などを忠実に再現して縫製しています。
縫製糸を18種類使用してミシンの運針(ピッチ)を適材適所に適応させて強度を持ち、着用毎にパッカリングが浮き出てヴィンテージジーンズのような表情をみせてくれます。
ポケットと身生地の段差はクリムゾンバータックと呼ばれる技法で平らに仕上げており、強度が高く長く着用いただけます。
レザーパッチには雰囲気のよいカウハイドを使用しています。
当時同様の素材や製造工場背景と工程などから再現して現代に蘇らせたジーンズです。
同じ生地のファーストモデル、1949XJとセットアップで着用できるモデルです。