1910~15年にNo.3デニムを使用して製造されたデニムパンツを復刻したモデルです。
XX、No.2デニムの廉価版として製造されたデニム生地を、簡略化された製法で製作したウエストオーバーオールをイメージ。
生地は縦糸に6.2番と5.5番の糸をランダムに使用し、緯糸に10番のコットン糸を使用して旧式力織機で織られた、やや厚地のウエアハウスオリジナルのセルヴィッチデニムを使用しています。
フロントはボタンフライで、ボタンにはオリジナルの黒塗メタルボタンを使用しています。
ウエスト部分にはベルトループは無く、サスペンダーボタンが付き、黒塗メタルボタンを使用しています。
着用するごとにメタル部分の黒色が剥がれ、錆が生まれ、経年変化をお楽しみいただけます。
右フロントポケットには、ジーンズのようなパッチタイプではなく、すっりとした印象のコインポケットが付き、裏に耳付きの生地を使用しています。
ヒップポケットの入り口両端はリベットで補強しており、強度の高い仕様です。
パッチには雰囲気の良い布製のパッチを使用しており、掠れという経年変化が見られます。
ステッチにはイエローやオレンジ系ではなく、デニム生地に合わせた濃紺色を使用しており、上品なイメージも醸し出しています。
腰部分にはシンチバックが付き、絞り込むことでサイズを調節できます。
1910年頃から、ロックミシンを使用して縫製したり、チェーンステッチで縫製されるようになり、アウトシームはセルビッチ部分を巻縫いで縫製した折り伏せ縫い仕様です。
現代のジーンズとは一味違う、レトロな仕様のジーンズです。