生地は丈夫で上品な雰囲気のセルヴィッチサテン生地を使用しています。
襟は前身頃と襟羽が一枚の生地でつながるイタリアンカラーです。
襟元に小ぶりなボタンと、それを止めるループホールが付きます。
前見頃の見返しには生地のセルヴィッチ部分を使用しています。
左胸に山型のポケットが付き、口部分にもセルビッジを使用しています。
袖先はボタンで留めるデザインで、折り曲げて着用できます。
シルエットはボックス型で楽な着用感です。
- Model image -
戦後のアメリカは急速な経済成長を遂げ、ゴールデンエイジと呼ばれるほどの好景気を迎えた。
人々はハワイなどリゾート地に旅することを求め、その影響もあって開襟(オープンカラー)シャツが流行。
’59年にハワイが50番目の州に制定された頃には、著名人やミュージシャンもステージ衣装として着用するなどしていたため、開襟シャツはすでに一般化していた。
’60年代になるとイタリアンカラーなど新たなスタイルも市販されるようになり、半袖シャツは裾野を広げた。
そんな時代に、ペニーズをはじめとする当時のデパートストアが手掛けたものが、山型ポケットが特徴的なこのシャツである。