その希少性から、長らく用途が判明していなかった幻のマッキノーです。
昨年製作した13スターのピーコートが U.S.NAVY のトップオブウールコートならば、USARMY のこのマッキノーはカラーと合わせてその対抗馬といえます。
オリーブグリーンがメインカラーである U.S.ARMY としては後にも先にもこの濃紺が使用されることは稀であり、それが用途を混乱させる要因ともなっていますが、こちらは廃番となった後 Civil Conservation Corps (CCC) 「市民保全部隊」において着用されたり、民間人への一時的な防寒着として支給された事もありました。
前身頃の胸まで二重構造になったデザインは、雨風を凌ぐウィンターワークウェアとしての用途を満たして余りある仕様だったようです。