THE VANISHING WEST
1942年前半の短期間に製造されたジーンズにスポットを浴びせ制作したフリーホイーラーズのオリジナルデニムパンツです。
大戦デニム生地を使用し、大戦バックルバックを使用したモデルで、大戦初期モデルでありシンチバック最終モデルというレアなモデルです。
生地に使用されている14オンスデニムは縦糸に特濃色のインディゴ染めを施した糸を、横糸にムラの強いややベージュがかったナチュラル糸を使用して旧式力織機で丁寧に織られた生地を使用しています。
そのため表情豊かで自然な凹凸やムラ感がありセルビッチ(赤耳)という特徴も見られます。
腰部分にはバックルバックが付き、バックルは大戦モデルに使用されているシンプルなデザインで、鉄製をブラックに塗装しています。
縫製糸や各パーツにもフリーホイーラーズらしいこだわりがあり、ステッチ糸はイエローやオレンジゴールドの糸を織り交ぜて使用しています。
スレーキには耳付きのコットンツイル生地を使用しています。
フロントタックボタンはすべて無塗装の鉄製で、ボタンを止める足の部分には丸みを帯びたリベットを使用しており、いつしか錆びという経年変化が見られるでしょう。
パッチにはややよれたヌメ革のような牛革レザーパッチを使用しています。
ピスタブはレーヨン製の片面刺繍で、V.WESTのロゴが織り込まれています。
糸を作る綿からパーツ、シルエットなど細部にまで40年代のヴィンテージジーンズをオマージュしたこだわりの逸品です。